Twitter等で写真を投稿する時、たまに3:2縦横比の画像が1:1で勝手にトリミングされた状態でTLに表示されたりします。
せっかく構図とか考えたのに勝手に切られたら何の絵なのか分からないことがあるわけです。
対策として写真を正方形の白い枠の中央に配置するようにしてみたら結構うまくいきました。
こんな具合です。
でも毎回手作業でこれを作るのは面倒です。
というわけで縦長でも横長でもこんな具合で一発正方形化出来るJSXスクリプトを作ってみました。
【動作環境】
Photoshop CC (Windows版)、多分Macでも動きますし、古いバージョンのPhotoshopでも多分動くかな?テスト環境がないので分かりません。【機能】
次の作業を全自動で実行します。- 編集中のドキュメントのキャンバスサイズを、ドキュメントの長辺より3%だけ広い正方形に変換(元画像は拡大されず、拡大されてできたエリアは白塗りです)
- 設定ファイルで指定したテキストを白塗りエリアに出力
- 2048x2048ピクセル(カスタマイズ可)に縮小
- 所定のフォルダにJPEG形式で保存。
【初期設定】
初回起動した時に次の設定ダイアログが表示されます。また再設定したい場合は何のドキュメントも開いていないPsからスクリプトを起動させるとこの画面が再び現れます。設定できる項目はJPEGの出力フォルダ、解像度、フォント+文字色、出力する文字の内容です。出力テキストにはExif情報から撮影日時や機材情報を書き出すことが出来ます。
設定した内容はJSXファイルの保管フォルダ内に「正方形化して保存.json」という名前のファイルを作って記録しています。
このファイルを消して再実行すると最初から設定をやり直すことが出来ます。
【使い方】
まず処理したい画像を開きます。そしてスクリプトを読み込み・・・
こうなります(初回実行時はこの前に初期設定ダイアログが表示されます)。
縁取りが出来て画像左下にテキストが追加されました(見えないかな??)。またこの時点で自動的に、JPEGに変換された画像が初期設定で決めたフォルダに自動保存されています。
ついでにPhotoshopのドロップレットを使えば、アクティブなドキュメントにこのスクリプトを適用するまでの手順を自動化することが出来ます。
更にドロップレットはLightroomの保管アクションから起動することも出来るため、これらを組み合わせるとLightroom出力~正方形画像生成までの手順を自動化することが出来ます。
尚Lightroom出力からの全作業を自動化する場合、初期設定画面の「出力後、Psドキュメントを自動で閉じる」をONにしてください。